プロポーズを受けてくれたからには早く結婚したい辰巳と、プロポーズを受けたもののちゃんと自立してから結婚したい葵。
若干?すれ違っているけれど・・・
前回の第60話はこちら
弁護士カレシ第61話
初めての案件
葵を背後から包み込むように眠っている辰巳。
葵より早く目覚めた辰巳は、茉莉花に言われた言葉を反芻しながら葵の左手をいじっていました。
目覚めた葵にまだ早いからもう少し寝てれば?と辰巳が言うと、葵は今度は辰巳に向き合ってその腕の中で再度眠りにつきます。
さて、葵が初めて担当することになった亀井さんの不当解雇の件。
葵は相手側に内容証明を送るなど一通りの対応を行い、いよいよ相手側と直接の交渉に乗り出します。
相手側は亀井さんの上司だった店長ですが、葵のことを舐めてかかっているようで、一方的に亀井さんの非を捲し立ててきました。
不当解雇やパワハラについて明確な証拠がない以上、強く出れない葵。
その夜、そのことで落ち込んでいると、辰巳が俺もいまだにそうだよとサラッと言います。
だから毅然とした態度とハッタリが大事だと。
どんなに動揺しても顔には出すなとレクチャーを受けます。
辰巳もまだ20代で若い方だから、場合によっては凄まれて舐められることもありますよね。
次の日、別件で疲れて帰ってきた川田くんの話を聞いているうちに、葵にあるアイデアが浮かびます。
葵はすぐさま亀井さんに電話をし、あることを相談していました。
その夜、葵より早く帰ってきた辰巳は、葵に見つからないように小さな紙袋をクローゼットにしまいます。
帰ってきた葵はいつもと変わらずですが、辰巳はなんだかそわそわしている様子。
そして二週間後。
亀井さんから葵に電話がありました。
葵が亀井さんに相談したこととは、店長に謝って仕事に復帰し、パワハラや不当解雇の証拠を集めてほしいというものだったんですね。
数々の証拠を並べて詰め寄った葵に、とうとう全てを認めた店長。
葵の初案件は、相談者の納得のいく形で終えることができました。
亀井さんの「ここにきて夏目先生にお願いできて本当によかったです」と言う言葉と笑顔は、葵の立派な弁護士になりたいと言う気持ちをまた後押ししてくれたのではないでしょうか。
その日の夜、辰巳が店を予約したから食事に行こうと声を掛けてきました。
実は、この日は葵の誕生日。
でも葵はそんなことすっかり忘れてたのですね。
コース料理の、ちょっと奮発した素敵なレストラン。
会話の中で、葵は今回の案件について振り返ります。
うまく証拠や証人が集まって解決したからよかったものの、裁判になっていたらどうなっていたかと。
運も実力のうちだと言う辰巳ですが、葵は亀井さんの最後の笑顔を思い出し、もっと案件をこなして頑張りたいと決意を新たにしていました。
食事も進み、最後のデザートで辰巳は葵に「好きだよ」と告げます。
早く俺だけのものになって欲しいけど、頑張るおまえも好きだからと、差し出したのは小さな箱。
開けると、そこには指輪が入っていました。
結婚は葵がしたいと言うまで待つから、それまではめていて欲しいと。
自分の彼女で婚約者として。
あの時、クローゼットに隠していたのはこれだったのですね。
辰巳は指輪を箱から取り出し、葵の指にはめます。
すると、指輪のサイズがぴったりなことに、びっくりする葵。
冒頭のベッドで眠るシーンで、先に起きた辰巳が葵の左手をいじっていたのは、指輪のサイズを測っていたからだったようです。
そしてその左手を取り、キスをしながらの「誕生日おめでとう」
で、次回へ続くです。
やー、辰巳イケメンですね。
葵が天然だから心配もするし嫉妬もするしで焦りとか色々あっただろうけど、葵の考えや思いを全て受け入れて今できることで自分の想いを伝えてくれました。
なんかいい感じで今回終わったんですけど、次の展開はどうなるんでしょう。
さらなる案件で葵が成長していくのか、まだ解決していない葵の母親の問題が出てくるのか。
全く違う展開がやってくる可能性もあるし。
婚約指輪をして出勤した葵に、沢渡さんが動揺するという展開もありますね。