捨てられた皇妃【第109話】ネタバレ感想

アレンディスが旅立ってしまい、貴族派のゼナ公爵が何か仕掛けてきそうな不穏な雰囲気で終わった前話。

何か起こるのかとドキドキしながら読み進めた今回の109話は、わりとほのぼの回でした。

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捨てられた皇妃109話

アレンディスが残していったもの

アリスティアが所属する騎士団の面々は何か?誰か?探し物をしている様子。

カルセインが乱暴なことをするから!

撫でてやっただけだって!

あれは首根っこを掴んだというんです!

という会話が飛び交う中、探しているものはアレンディスが残していったもの。

アレンディスが発った翌日に、アリスティアのもとに小さなかごが届き、そこには「この子をよろしく」というアレンディスからの手紙が添えられていたのでした。

こっそり騎士団に連れてきてしまったアリスティアですが、目を話したすきににげだしてしまったようで。

それをみんなで探しているんですね。

アリスティアがひとりで外に探しに出ると、陛下とルブリスが強い口調で言い合っているところに遭遇してしまいます。

ルブリスは陛下を夏用の別宮に行ってはどうかと説得しているのですが、陛下はそれが周りに弱みを見せることになると考えているようで、ルブリスの提案を一蹴します。

ルブリスの言うことに聞く耳も持たず去っていく陛下を、寂しそうな顔で見送るルブリス。

アリスティアはその姿を見て、まるで家臣のようにルブリスに接していると感じます。

これは以前からアリスティアがずっと感じてきたことですよね。

陛下は自分には優しいのに、ルブリスには優しくするところを見たことがないと。

なぜなのか、毎回アリスティアは疑問におもうのですが、何度もその疑問が繰り返されるのでその理由にストーリーの鍵になることがあるのでは?と勘ぐってしまいます。

単純に陛下が国をまとめるのに苦労したからルブリスを厳しく指導しているとも考えられるし、遅くに産まれた子だから早く一人前に育てないと将来が不安だとか、あとはルブリスの出生とか母親とかに何か遺恨があって冷たく接してしまう・・・とか。

気になっていることのひとつではありますね。

アリスティアの記憶のかけら

気まずい場面を見てしまったアリスティアは見なかったことにしようとルブリスに気付かれずにその場を去ろうとします。

しかし、動いた時に物音を立ててしまい、ルブリスに見つかってしまいました。

ルブリスは、もう普通にアリスティアのことを名前で呼ぶようになったのですね。

探し物をしていただけで何も聞いていないというアリスティアですが、それが嘘だと言うことはルブリスにはお見通し。

座り込んでいるアリスティアに手を差し伸べ立たせてから、頭についた葉を取り除いてあげるルブリス。

その仕草にアリスティアは失くした記憶のかけらを見るのでした。

子供の頃もルブリスはアリスティアに優しく接し、可愛がっていたんだろうな。

ルブリスにとっては幸せな、でも忘れられてしまった寂しい思い出。

アリスティアがその記憶を取り戻すことはあるのでしょうか。

ルブリスのためにも思い出して欲しいのですが。

頭をよぎる何かに気を取られてルブリスをじーっと見つめるアリスティア。

なんだか気まずく目を逸らすルブリスに、アリスティアは夏の別宮の話を持ち出します。

帝国に残る三つの魔法

夏の別宮とは、冷気魔法が掛けられている別荘のことのようです。

千年前まで魔法や神官の使う神聖力は普通に存在していたのですね。

今では珍しい存在になってしまったものの、帝国にはその名残のように三つの魔法が残っていると。

その一つ目の魔法が、モニーク一族の血から血へ伝わる皇族との言約。

モニーク一族の血統にまつわる話はところどころ出てきているけど、魔法によるものだったんでしたっけ?

ちょっと読み返さないとわからないですが。

そして二つ目の魔法が、夏の別宮の冷気魔法なんですね。

帝国の11代皇帝が愛する皇妃のため、魔法使いに夏の暑さから守るように命じたもの。

もともとはそこが皇宮だったけど、皇帝と魔法使いの間に亀裂が入り魔法使いが皇宮を去ってしまったため、冷気魔法が残った皇宮では冬を迎えられなくなったため首都移転をして、魔法のかけられた皇宮を夏の避暑地とするようになったと。

じゃあ三つ目はなんなんでしょう。

ここでは三つ目の魔法については出てきませんでした。

それも今後の話に関わってくるのかな。

迷子ちゃんはルブリスがお好き

アリステイアがルブリスと話をしていると、そこに捜索中のカルセインが悪態をつきながらやってきました。

一瞬固まる3人。

ここにアレンディスがいたらなーと思わずにいられないです。

カルセインの怪我の具合を労るルブリスに、ツンケンしながら神官のお礼を言うカルセイン。

ルブリスに寄り添うように立っているアリスティアの姿が気に入らないようで、さっさとアリスティアを連れて行こうとします。

殿下に無礼だと言うアリステイアに、あの猫おまえの言うことしか聞かないんだから仕方ないと言います。

するとルブリスが「なんだ猫を探していたのか」と。

探し物の猫は、ルブリスの執務室に飛び込んでいたようです。

すっかり寛ぐ銀色の猫の名はルナ。

ハレンがお世話をしていてくれたようですね。

何もしてませんよと言うハレンの手には猫じゃらしと、なぜか顔に傷が・・・笑

あまり人に慣れていない猫。

さすが草頭が置いてった猫だ!とカルセインが首根っこを捕まえて説教している傍で、草?猫?と意味がわからないルブリス。

でも、草頭=アレンディスということは知らない方がいいかな。

知ったらいろいろ気にしすぎちゃいそうですからね。

ルナは捕まえてくるカルセインを引っ掻いて逃亡し、ルブリスの足元へ。

ルナに話しかけるアリスティアを、似ていると微笑ましく眺めるルブリス。

アレンディスは、きっとアリスティアのことを思ってルナを飼っていたのでしょうね。

アレンディスが見ていたアリスティアの幻影はルナだったのかも。

ルナの首輪が青色なのも、モニーク家を象徴する色が青だからかな。

散々逃亡してきたルナでしたが、ルブリスには大人しく抱かれるルナにハレンもカルセインも呆然。

ここのハレンとカルセインの顔がめちゃ面白いです。

ルナをアリスティアに手渡しながら、夏の別宮は涼しくて静かなところだからきっと過ごしやすいはず、心配いらないと告げるルブリス。

まるでアリスティアを夏の別宮に行かせるようなことを言っていたルブリスですが、その後警備の再配置が行われることになりアリスティアが所属する部隊が陛下の宮の屋外兵備を任されることになりました。

ルブリスには陛下を別宮へ行かせる公算があって、先手を打ってアリスティアたちを異動させたのかな。

屋外警備でヘトヘトになっているアリスティアを不憫に思って、陛下が別宮へ行くことを決意するとか?

そんな単純なことでもないかな。

貴族派の陰謀

今回は猫捜索で割と穏やかな回でしたが、冒頭では貴族派のゼナ公爵が不穏なことを言っていました。

ルブリスを貴族派の操り人形にする計画を進めると。

ずっと思ってたことがあって、前世のルブリスは貴族派に操られていたのではないかなと。

今も貴族派はモニーク家を排除しようと動いてますよね。

前世では貴族派の目論見がうまくいって、アリスティアは皇后になれずに皇妃になりルブリスに冷遇され、最終的にはモニーク家は断絶してしまった。

それこそ、今世でも貴族派が望んでいること。

そして皇后には貴族派の息のかかった令嬢を据えて、皇室を操りたいと考えています。

そう考えると、前世での美優は貴族派にうまく操られていた可能性もあると思うのですよね。

じゃあ今世は?

アリスティアにとってこの先の運命を左右するのは美優の存在。

美優の出現が運命の分かれ道で一番大事なところだから、ここに話のピークを持ってくるとしたら絶対貴族派も絡んでくると思うので、実は貴族派はすでに美優のことを掴んでいて水面下で動き出していたりしてとか考えてしまいます。

アリスティアがハッピーエンドを迎えるためには、ルブリスがこの難所をどう乗り越えるかも重要になってきました。

次回の110話はこちら

 

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