漫画アプリピッコマなどで連載中の「ある日、お姫様になってしまった件について」のあらすじと感想です。
大いにネタバレあります。
前回の第16話はこちら
ある日、お姫様になってしまった件について
魔法使いルーカスとの出会い
ある日、アタナシアは、庭で犬?のようなかわいい動物に出会います。
逃げる動物を追いかけるアタナシア。
アタナシアが住んでるところって、めちゃめちゃ自然豊かで、庭っていうより森ですよね。
アタナシアは、追いかけた動物の黒い尻尾を捕まえたつもりでしたが、掴んだものはそこに寝転がっていた男の子の髪でした。
赤い瞳に長い黒髪のイケメンさん。
アタナシアよりは年上のようですが、成人はしていない若い男の子といったところでしょうか。
先ほどの動物は彼が捕まえていました。
そこにフィリックスがアタナシアを探しにきます。
しかし、男の子が指をパチンと弾くと、目の前にアタナシアがいるのにフィリックスには見えなくなってしまいました。
さらに、パチンと指を弾くと、フィリックスは別の用を思い出したように去っていってしまいます。
どうやら彼は魔法使いのよう。
アタナシアの瞳を見て皇族の直系だと判断したようですが、アタナシアの親の名前に歴代の皇帝の名を連ねます。
魔法使いは思ったより長く眠っていたってこと?
アタナシアがクロードの名を出すと、易姓革命でも起こったのかと大笑いします。
クロードが皇帝を受け継ぐ名前を持っていないからですね。
そしてアタナシアの瞳をまじまじと覗き込むと、興味が湧いたようです。
アタナシアが秘めているもの
彼が言うところの「変わっている。初めて見た」というのが何を指しているのかわからないのだけど、たぶんアタナシアの魂が変わっているということなのかな。
この時、ルーカスにはどこまで見えてんでしょう。
ひとつの器にふたつの魂が入っているとか、魂の成熟度合いが年齢と見合ってないとか?
ルーカスが言うには、アタナシアが見つけた動物は神獣で、アタナシアの魔力の塊。
今は、アタナシアの能力が体の中に抑えきれないほど溢れてしまったために、神獣というかたちで表に出てきてしまったそうです。
大人になって器が大きくなれば、自然とまた体内に吸収されていくらしいですが。
この世界の人は、潜在的に誰でも魔法を持っているのかな。
それとも、家系とか限られて人だけ?
クロードも魔力を持っていますが、大人になったらアタナシアの方が強い魔力を使えるようになるのかもしれないですね。
アタナシアがクロと名付けた神獣とアタナシアの関係について親切に教えてくれたルーカスですが、別に優しいお兄さんではないようです。
久しぶりに目覚めて魔力が減っているから、神獣を食べて魔力を補充するといってクロを連れて行こうとします。
それに抵抗するアタナシアですが、ルーカスはただ返すのではなく、どうするかは一旦保留にすると言います。
今すぐにでもアタナシアを消して神獣を連れて行くことはできるけれど、アタナシアのことを気に入ったから特別に見逃してやるのだと。
魔法使いにとったら、ちょっと面白いおもちゃを見つけたくらいの感覚なのでしょう。
しかし、アタナシアも賢いので、その見返りがなんなのかを尋ねます。
それに対して、ルーカスは、アタナシアから奪うのではなく勝手にもらっていけるものだから心配するなと言います。
アタナシアに害がなくて、ルーカスが勝手に奪っていけるものって?
アタナシアから溢れ出る魔力を掠め取るとか。
アク取りみたいな感じで、余分に溢れたものを片付けるのだから、害がなくていいってこととか?
アタナシアにも結局ちゃんとは理解できなかったみたいですが、言うだけ言って指をパチンと鳴らすとルーカスは消えていました。
また会おうぜという言葉を残して。
単純にネット小説の中のお姫様に転生しちゃって、生き残るためにパパを攻略しなくちゃ!という話ではなくなってきたようです。
アタナシアが神獣も魔法使いも知らなかったということは、「かわいらしいお姫様」のストーリーには魔法が関係してなかったということだと思うので。
しかも、ルーカスがストーリーに絡んでいたのだとしたら、アタナシアなら何かしらピンときますよね。
転生した主人公が、原作と違う運命を生きようとすることで展開が変わり、登場人物との関係性が変わるというのはよくある話ですが、そういうのとは違う感じがするのですよね。
今後、ルーカスがどう絡んでくるのか注目です。
次回の18話はこちら