漫画アプリ「ピッコマ」で連載中の「捨てられた皇妃」97話、あらすじと感想です。
ネタバレありです。
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捨てられた皇妃【97話】あらすじ感想
ルブリスが皇妃を迎え入れないわけとは
建国祭最終日。
5人の皇太子妃候補から1人が選ばれる予定でしたが、ルブリスは全員の前で5人のうち誰も迎え入れないことに決めたと公言しました。
次期皇妃を選ぶことは皇太子も約束していること。
話が違うとルブリスの発言に貴族派は猛反発します。
そりゃそうですよね。
ここで貴族派とつながりのある王女を選ばせ、ゆくゆくはアリスティアを失脚させ皇后の座を奪わせようと考えていたのですから。
貴族派が喚いている間、ルブリスはじっとアリスティアを見つめています。
アリスティアも見つめられてなのか、ルブリスの発言に驚いてなのか目が離せないでいます。
するとルブリスは正当な理由なくアリスティアがティアラをかぶっていると思うのかと言います。
さらにこの決定には正当な理由があるからよく聞けと。
その内容はイット王女を筆頭にルブリスにまとわりついていた3人の王女の権力や富に溺れた裏の顔を暴くものでした。
あとのルア王女は自ら自体すると言い、もう1人のリサ王女も辞退するからあのことだけは言わないで欲しいと懇願します。
あのこととは、護衛騎士と恋仲で妊娠までしていることですね。
さらに皇帝陛下が現れ、貴族派の筆頭であるゼナ公爵が裏で行なっていたことが暴露されます。
イット王国とゼナ公爵との間で裏取り引きがあったのです。
これは帝国の法律に触れる行い。
そしてルア王女が辞退したのはルア王国にも脅威になるだろう企てを阻止し、帝国とルア王国とで同盟を結ぶためなのでした。
イット王女はルア王女が一番皇太子のところに出入りしていると言っていましたが、このためにルブリスと連絡を取り合っていたということです。
陛下はゼナ公爵に最後通告とも取れる警告を言い渡しつつ、事を収めます。
ルブリスからアリスティアに伝えられる想い
アリスティアは陛下が本来逆らうものをみな処罰してきた、恐ろしい面を持った支配者だということを改めて認識します。
そしてルブリスとの婚約についてのアリスティアの行動に、寛大な配慮をしてくれていたことにも気付いたのでした。
陛下はやっぱりアリスティアをとても可愛がってくれているのですよね。
小さな頃、陛下に肩車してもらったりと、幼い頃は陛下に甘えてもいたようです。
アリスティアは自分にはこんなに優しいのにルブリスにはどうして違うのかと考えますが、陛下もルブリスがアリスティアのことを気にかけていることを気付いているし、ちゃんとルブリスのことを考えてくれていると思うのですよね。
ただ、皇太子だから厳しく接する面もあるというだけで。
今回、ルブリスの働きにより、帝国は周りの王国に対して有利な立場に立つことができました。
それに対し多くの働きをしたルア王女が皇妃になれば、よりメリットが多いはずなのにルア王女を迎えなかった理由がアリスティアにはわかりません。
すると陛下は、これはルブリスの意向だと言います。
ルブリスが皇妃を迎える気はないと言ったのだと。
そしてアリスティアに、まだ時間は十分あるからよく考えてみなさいと言うのです。
それでもまだアリスティアは納得できずにいます。
ルブリスは冷静な判断と最も合理的な道を選ぶ人だから、ルア王女の勝ちに気付かないわけがないと。
すると鏡に映る自分お姿を見ていて、あることに気づきます。
ルブリスがくれたドレスと宝石に靴。
陛下がくれたティアラ。
すべてがコーディネートされたかのように、ピンクで統一されていることに。
そこに気に入ってもらえたか?とルブリスがやってきます。
アリスティアの殿下が用意してくださったのですか?という質問に頬を染めてコクンとうなずくルブ。
コクンって。
アリスティアの前では威厳もなにもないですねw
ティアラもルブリスが用意してくれたようです。
どうしてと聞くと、君は僕の婚約者ではないかと。
そしてアリスティアを見つめながら、約束の日まで君の決意をもう一度考え直してくれないか?と言うのです。
まるでプロポーズのよう。
そしてふたりの距離がめちゃくちゃ近い。
ふたりの周りを彩る花は椿。
いつもバラが多いと思うのですが、今回は赤い椿でした。
次の更新までこの絵だけで生きていけます。
アリスティアはルブリスになんと返事をするのでしょうか。
でもここで了承してしまったら、アリスティアの信念が崩れちゃいますよね。
美優が現れたらどうなるかわからないのに。
一週間後が待ち遠しいです。
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