沢渡は同僚の弁護士と離婚歴がありました。
親しいクライアントとの会話から仕事で関わりある人とは恋愛しないと聞いてしまい落ち込む葵。
でも恋愛対象ではない自分に優しい沢渡が好きだったんだと吹っ切れます。
辰巳とは熱をだして寝込んだ時に一線を越えてしまったと勘違いしていましたが、それが嘘だと知ってもう辰巳のパラリーガルは辞めると宣言するのでした。
ここから弁護士カレシ4巻のあらすじと感想です。
ネタバレありますのでご注意を。
前回の3巻はこちら
弁護士カレシ第16話「告白」
もう辰巳のパラリーガルを辞めると事務所を飛び出した次の日。
時間になっても出社しない葵に、辰巳は8年前のことを思い出します。
あの時も、突然来なくなって会えなくなった。
実は葵に対するいじめがあり、それが辰巳を好きな女の子のせいではと噂まであったことを辰巳は後になって知ったことをずっと後悔していました。
図書室でキスをしていなくなったあの時と同じ。
辰巳はまた葵が突然いなくなるのではと、慌てて葵のアパートに向かいます。
アパートの扉が開くと、葵を抱きしめる辰巳。
その時に、辰巳が抱えていた思いをすべて聞かされるのです。
なんでも言ってくれないと、葵がいなくなった後に聞かされても何もできないと。
葵は人に頼らないし話したがらないのも辰巳を不安にしてたのですね。
事情はわかったけどそれと嘘をついていたことは別だという葵。
しかしそれは沢渡に葵を奪われたくなかったから。
ついに、辰巳は葵に好きだと告白するのでした。
やっとですねー。しかもやっぱり葵は何も気付いていませんでしたよ。
弁護士カレシ第17話「信じられない気持ち」
しかし残念なことに、辰巳の告白は信じてもらえませんでした。
これまでの素行が悪すぎましたね。
信じられないけど、辰巳のパラリーガルはまだしばらく続けることに。
どうしたら信じてくれる?と辰巳は言いますが、葵がどうしても辰巳の嘘が許せないのは、再会してからもう一度辰巳のことを信じたかったから。
8年前は傷つけられたけど今は・・・という思いがあったからなのですね。
これには辰巳も謝るしかないのですけど。
その夜、仕事帰りにカフェで勉強をしていた葵は、外に辰巳の姿を見つけます。
しかし辰巳は女性と一緒で、女性がタクシーに乗る間際、辰巳にキスをする瞬間を目撃してしまうのでした。
他にいるのに自分に好きだなんて言った辰巳をやっぱり信じられないと思う葵なのでした。
そりゃそうです。
でもその女性を見送る辰巳の顔が暗いんですよね。
絶対何か事情があることはわかるのですが。
弁護士カレシ第18話「キスの証明」
次の日、何か疲れている様子の辰巳とギクシャクして、事務所でつい大声を上げてしまう葵。
所長には葵も辰巳も自分が悪いと言ったようですが、2人のことは詮索しないけど仕事に支障のないようにと釘を刺されてしまいます。
川田や沢渡も葵を心配して声をかけてくれることに感謝する葵は、辰巳に素直に謝ります。
すると辰巳もなんでも言いたいことを言えと受け止める姿勢を見せてくれます。
そこで葵は辰巳の路上キスを目撃したことを話し、他に女の子がいるなら自分に好きとか言わないで欲しいと言うのです。
辰巳は油断している葵に軽くキス。
そしておまえが見たキスはこんなだったか?とさらに深くキスをしてきます。
これは無実の証明だと。
実は辰巳にキスをしていたのは、辰巳の情報屋のキャバ嬢だったとのこと。
葵が機嫌悪かったのは嫉妬したから?と嬉しそうに言う辰巳。
葵が反論するも、すっげーうれしいと笑顔を見せます。
先に事務所を出た葵は、帰る道すがら辰巳の笑顔を思い出しています。
そしてボソっと、笑った辰巳くんの方が好きだな・・・と呟いた自分に驚いていました。
ひとり残った辰巳が戸締りをして帰ろうとすると、知らない男が辰巳を訪ねてやってきます。
辰巳が担当しているDV離婚を希望している女性の夫でした。
彼は妻と連絡が取れなくなったことに逆上し、刃物を持ってやってきていました。
揉み合ううちに、ナイフは辰巳の腹部に刺さり・・・
弁護士カレシ第19話「刺された弁護士」
自宅にいた葵に所長から電話が入り、辰巳が刺されたことを知ります。
辰巳が倒れていたところをビルの管理人が見つけて救急車を呼んでくれたそう。
手術も終わり無事だったことがわかり、その日は夜通し所長と辰巳が持っている案件の整理をすることに。
その日の夜、面会に行き、自分が辰巳と一緒に帰っていればよかったと言う葵ですが、辰巳は一緒にいなくてよかった、おまえが無事でよかったと言うのです。
次の日、事務所にある女性がやってきます。
辰巳とキスしていた女性でした。
葵が自己紹介すると、いきなり辰巳の何がダメなのか聞いてきます。
実はあの時、辰巳は女性のお店に行って、葵をイジメすぎたと落ち込んでいたとのこと。
とりあえず付き合ってダメなら別れればいーじゃんと軽く言う女性にたじたじな葵。
でもこの人、葵のいい相談相手になってくれそうだけどな。
辰巳の案件はなんとか落ち着いたものの、沢渡の業務量がかなり増えている様子。
そこで所長が提案したのは、しばらく沢渡のパラリーガルをやるというものでした。
まとめ
前巻までの辰巳の暴走はなくなりましたが、今後は優しく口説くようになりましたね。
辰巳が葵を大切に思ってくれていることもわかり徐々に打ち解けてくるふたりですが、沢渡のパラリーガルをやることになりまた一波乱ありそう。
気になる5巻はこちらこちらから