空回りする辰巳。
沢渡が好きだと自覚する葵。
沢渡は葵のことを気にかけてはくれてますが、職場の上司であり優しいお兄さんな感じ。
葵と辰巳はますます拗れていくのでしょうか。
弁護士カレシ3巻のあらすじと感想です。
ネタバレありますのでご注意を。
前回の2巻はこちら
弁護士カレシ第11話「奪われた初めて」
熱で寝込んでしまった葵。
朝起きると、胸元にたくさんのキスの痕と、辰巳にもっととキスをせがむ自分の記憶。
葵は経験がないため、それ以上のことがあったのか、辰巳に自分の初めてを奪われたのかがわからない。
事務所に出勤すると周りが口々に心配してくれるがさりげなくフォローしてくれた沢渡に改めて好きという気持ちを自覚します。
逆に辰巳からは関係があったことを匂わせるようなことを言われ、沢渡が好きなのにほかの人と関係してしまったことにショックを受けます。
それでも気丈に仕事をこなし帰宅しようとすると、辰巳が送ることに。
その帰り道、葵がなぜ自分としたのかを聞くと、誘ったのは葵の方だと言います。
そして昨日のことは忘れて欲しいという葵に、またなかったことにするんだなと呟き、昨日のことを思い出せないならもう一度寝てみればいいと葵の手を掴んで歩き出すのでした。
弁護士カレシ第12話「知りたくなかった事実」
葵の手を引いて歩く辰巳に、葵は好きな人がいるのと告げます。
辰巳も葵が寝言で沢渡の名前を呼んでいたから、それが誰だか知ってるんですよね。
でも付き合ってるわけじゃないからいいだろと取り合いません。
それでも葵はなんとか抵抗して二度目はなしにしてもらいます。
ただまだ体調の優れない葵を家までは送ると握った手は離さず歩き続けます。
途中、握られた手を指を絡ませる繋ぎ方に変えられた葵は、この手でどんなふうに抱かれたんだろうと気になることを止められません。
でもとにかく思い出さずに勉強と仕事に専念しようと決意する葵。
ある日、事務所に女性が沢渡を訪ねてやって来ました。
その人は沢渡のクライアントの女性社長で、いままで女性がいなかった事務所に入ってきた葵が気になって見にきたよう。
沢渡とその女性が応接室で話しているのを立ち聞きしてしまった葵。
それは沢渡がバツイチで、相手は元同僚の弁護士。
しかもそれが理由で、職場や仕事関係の人とは付き合わないと決めていると言う。
沢渡を好きって自覚したばかりでもっと彼のことを知りたいと思っていたのに、どんなに好きになっても振り向いてもらえない人を好きになってしまったことにショックを受ける葵でした。
弁護士カレシ第13話「好きになってくれなくても」
仕事や人間関係で悩んでいるときに優しくされたら好きになっちゃいますよね。
葵はたとえ沢渡が同僚として優しくしてくれてたのだとしても、その優しさに救われていたのです。
これ以上好きにならないように出来るだけ近づかないようにしなきゃと思った矢先、沢渡と事務所でふたりになってしまった葵。
高いところにある資料を取ろうとして沢渡に助けられ、その拍子に葵の髪が沢渡のスーツのボタンに絡まってしまいます。
髪を切ろうとする葵にボタンの方をちぎった沢渡ですが、弁護士の大切なアイテムだって言ってたじゃないですかと熱弁しすぐさま針と糸で繕い始めます。
沢渡の電話が鳴りすぐに外出することに。
ボタンをつけ終わった葵が沢渡にジャケットを着せ、無事送り出しました。
葵は好きな人にスーツを着せて送り出すのってこんなに嬉しいんだと浸っていましたが、その気持ちわかります。
で、さらに好きな気持ちが募っちゃうんですよね。
その夜、辰巳とふたりで残業していた葵ですが、辰巳に何かあったのかと聞かれ、沢渡がバツイチだって知ってたかと尋ねます。
辰巳に沢渡さんの好きだろと聞かれ慌てる葵ですが、その流れでつい沢渡が仕事関係とは付き合わないと言っていたことや、これ以上好きにならないようにしようと思ってることなど話してしまいます。
すると、辰巳は俺が忘れ去れてやろうかと葵を応接室に連れ込み、葵をソファに押し倒します。
葵が抵抗できないでいると沢渡が帰ってきた音が。
葵が気持ちを切り替えるために沢渡にこういう仲だってバラそうか?という辰巳に、好きになってもらえなくても嫌われたくないという葵。
半人前なのに仕事と恋愛の区別もつかない出来ない女と思われたくないと。
それを聞いて辰巳はなおさらバラしたほうがいいと、沢渡が気付くようにわざと音を立てるのでした。
弁護士カレシ第14話「忘れられない言葉と感触」
沢渡が応接室に入ってくると、葵はソファで寝ていると辰巳が言います。
葵のことを気にかける沢渡に葵のことをどう思っているのか聞く辰巳ですが、沢渡は事務所の一員として以外に何を思っているというんだと言い置いて帰って行きました。
辰巳は葵に諦めさせるためにわざと沢渡を挑発して言葉を引き出したよう。
帰ると慌てて事務所を飛び出した葵ですが、沢渡の言葉と辰巳の感触が消えずにひとり悩むのでした。
次の日、沢渡と川田が何か言い合いしながら事務所に戻ってきました。
三つ星レストランでクライアントと会食する予定がキャンセルになり、店をキャンセルするなら自分と一緒に行こうと川田が沢渡を説得しているのでした。
ねばる川田に、それならと葵を誘う沢渡。
リサーチするなら女性の意見も聞きたいし、どうせ行くなら女性と行きたいと。
反対する川田と辰巳を言いくるめ、沢渡と葵はふたりでレストランに向かうのでした。
弁護士カレシ第15話「許せない嘘」
葵は奨学金のローンもあるし勉強ばかりだったからあまり身だしなみに気を使っていられなかったんですよね。
着古したリクルートスーツとすり切れた靴が恥ずかしくなるくらい素敵なレストランで気後れする葵をスマートにエスコートする沢渡。
彼は葵に辰巳と付き合っているのかと聞いてきました。
そう思った理由は、葵が来てから辰巳が変わったから。
それまで冷静になんでもこなしていた辰巳が、葵が絡むと熱くなるから。
否定する葵ですが、辰巳を感情的にさせる葵はたとえ半人前でも辰巳にとって大事なパラリーガルだと言われ、そこで気づいたのです。
葵が好きになったのは、自分を恋愛対象として見ない沢渡なんだと。
そう気づいたことで葵は気持ちの整理がついたようです。
でも逆に沢渡が葵のことを好きになっちゃいそうですね。
辰巳と付き合っていないということもわかったわけだし。
その後、辰巳に事務所に呼び戻され、何かあったかと聞かれますが、葵は本当に辰巳がこれまでなぜ葵にちょっかいをかけていたか気づいてないんですね。
本気で自分を一人前のパラリーガルにするためにやったことだと信じて疑ってません。
沢渡とふたりで行かせたのも、ふたりで話せば葵の気持ちが整理つくとわかっていたからだろうと。
自分の気持ちが全然通じてないことを知った辰巳。
実は辰巳は葵を抱いていなくて、葵が朝起きて勘違いすればいいとわざとそう思わせるようにしたこと。
沢渡と食事に行かせたのは、沢渡に傷付けられればいいと思ったから。
それを聞いて葵はもう辰巳が信じられないからパラリーガルも辞めると叫んで、事務所を飛び出して行きました。
まとめ
なんで辰巳はそういうやり方しかできないのでしょうね。
葵のことになるとつい感情が先に走って、冷静になれないのですね。
でも葵もすごく本気で抵抗するわけでもないから、なんとなーく辰巳に流されてる感もあるけど。
続きの第4巻(16話〜)はこちらから