漫画アプリ「ピッコマ」で連載中の「捨てられた皇妃」92話、あらすじと感想です。
ネタバレありです。
捨てられた皇妃92話あらすじ感想
ルブリスがアリスティアのためを思ってやったことを、アリスティアにしょうがないの一言で否定され機嫌を損ねるルブリス。
ルブリスが去ったあと、力が抜け椅子に座り込んでしまう。
いつも冷酷で感情的になったことのないルブリスが、感情に任せて行動したことに何が起こったのか理解できないでいます。
でもさっきはルブリスに対し大人の対応をしたアリスティアだけど、ホントは少しスカッととしてたんですね。
それをそのままルブリスに言ってあげてたら喜んでくれたのに。
でもそれを言い合えるほど、ふたりの距離もまだ近づいてはいないのですよね。
一方、靴が壊れたことで退室したイット王女はどうして自分がこんな目に遭わなきゃいけないのかと憤りを隠せません。
いやそれはあなたが貴族派で皇帝派であるルブリスやアリスティアとは対立関係にあるからですよ。
しかもルブリスが今一番大切にしているアリスティアに敵意を剥き出しにするからですよ。
ってことなんですが、ルブリスがアリスティアのことをどう思っているかは別として、イット王女はそこまでの事情は知らされてないのですかね。
イット王女がひとり愚痴ているとそこにルア王女が現れました。
人のものを欲しがるからだ。
一国の王女なのだからもう少し冷静な判断をした方がいいのでは、と。
しかしイット王女も言い返します。
あなたの裏の顔を私が知らないとでもと。
私たちの中の誰よりもあなたが一番殿下と会ってるくせに!と。
え?そうなの?
ルア王女がルブリスを訪ねている場面はなかった気がするのだけど。
手に入れたいもののために努力するのは当然だと言い切るルア王女ですが、彼女が手に入れたいものとは何なのでしょう。
本当にルブリス?
イット王女はここで諦めるわけにはいかない、必ず次期皇后になってみせると豪語しますが、実は一番注意しなきゃいけないのはルア王女なのでしょうか。
ルア王女の考えはわかりませんが、アリスティアの運命に深く関わるであろう5人のうちのひとりであることは間違いないと思うので、今後のルア王女の動きに要注意ですね。
次の日、アリスティアはハレンを見つけ、今晩の宴会の前にルブリスに会いたいからと伺える時間を尋ねるが、ハレンは少し悩み急を要する政務があって今日は難しいと言います。
ハレンが悩んだのはアリスティアから会いたいといってくれるのを断りたくないからかな。
しかもルブリスは今晩の宴会には参加しないという。
そしてささっと去ってしまうハレン。
アリスティアは昨日のことを反省していたのですね。
ルブリスがイット王国との関係を考えていないわけがないのに、意図を汲まず叱責してしまったことに。
一方のルブリスは本当に忙しかったようです。
ハレンが急ぎ持ってきたのは、ソノ王国とサフ王国からの報告書。
この二国は皇太子妃候補としてきている二人の王女の国ですね。
イット王女に次いで、ルブリスに纏わりついているふたり。
その資料を読み込むルブリスにハレンは、アリスティアにはことの次第を伝えて力になってもらってはと言いますが、ルブリスは行動を起こしたが骨折り損だったと一蹴します。
昨日のアレのことですね。
アリスティアも立場上あのように話すしか・・・とフォローするハレンですが、ルブリスに睨まれて黙ってしまいます。
殿下はそうとうおかんむりのようですね。
アリスティアの事情を考えるとしょうがないのだけれど、いつも一方通行のルブリスがちょっと気の毒になってしまいます。
その夜、ルブリスには会えずに宴会に出席したアリスティアは、イット王女に頭を下げてお詫びをします。
イット王女を嘲笑した貴族たちを代表しての謝罪のようです。
それでもジェノアの取り巻きのフィルたちはイット王女を嘲笑する口を止めません。
それに対してアリスティアは一つの小さな失態が帝国と皇室の名に泥を塗りかねないということ忘れないようにと釘を差します。
アリスティアもやれやれですね。
この令嬢たちの中でたぶんアリスティアが一番年少だろうに、アリスティアが一番しっかりしています。
それもそうですよね。
アリスティアはかつての人生と合わせると、社交界のキャリアは長い方ですから。
疲れたアリスティアは少し一人になりたいと宴会場を抜け出します。
向かった先はベル宮の庭園。
あのルブリスと花の話をした木のある場所です。
火災のあとはずっと工事をしていて入れなかったようですが、今日は庭園への入り口が開いていたよう。
アリスティアが庭園に入っていくと、木のたもとには疲れた顔で座り込むルブリスの姿が。
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