「捨てられた皇妃」84話のあらすじと感想です。
ネタバレありです。
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捨てられた皇妃84話あらすじ感想
一週間近く、細工職人のヴェンタスのもとを訪ねて続けたアリスティアたち。
でもどんな提案をしても拒否されるばかり。
アレンディスやカルセイン、ほかの令嬢たちは諦めた方がいいと口々に言うが、アリスティアはまだ未練がありました。
かつての人生でヴェンタスが伝説の工芸家となることを知っていたから、環境を整えさえすれば必ず成功すると分かっているだけに諦め切れないんですね。
すると、アリスティアは露店に何か煌くものを見つけました。
埃の被ったそれを買い求めるアリスティア。
その様子を陰から見ている人物。
貴族派の偵察かな。
とあるものを手にしたアリスティアたちは、再度ヴェンタスのもとを訪れます。
また来たのか(デンッ!)と威嚇するヴェンタスに、はい、来ました・・・!(デデンッ!)と応酬するアリスティア。
しつこいなあと言いながら、なぜか今度は話を聞いてくれるという。
それもさっきキレで道具を投げまくったせいで、壊れて暇になったからって。
そこでアリスティアが見せたのは、先ほど露店で買ったもの。
それはヴェンタスが作ったアクセサリーでした。
それを見せて、自分はヴェンタスのファンなのだと語り始めるアリスティア。
かつての人生の時に、人気だったというヴェンタスの簪をアリスティアもつけていたのでしょう。
そこでアリスティアはとにかく作品の美しさ、ヴェンタスの才能の素晴らしさを蕩々と語るのです。
熱く語るアリスティアに圧倒され、今までの態度とは一転し協力することを決めたヴェンタス。
アリスティアの粘り勝ちですね。
その帰り道、これまでのアリスティアの情熱や勇気に魅了されたエンテアやカトリーヌと今まで以上に親しくなったアリスティアを複雑な思いで見つめるアレンディス。
帰りの馬車で眠るアリスティアと、その姿を見てひとりアリスティアに語るアレンディス。
アリスティアのことを知り尽くしていた思ったのに、見習い騎士になってからのアリスティアはアレンディスの知らない顔ばかり。
自分の知らないうちに遠くに行ってしまったアリスティアに悲しみを感じていたのでした。
アレンディスとアリスティアの関係も、もう今まで通りではいられなくなってきていますね。
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