漫画アプリ「ピッコマ」で連載中の「捨てられた皇妃」83話、あらすじと感想です。
ネタバレありです。
捨てられた皇妃83話あらすじ感想
建国祭前の休日。
アリスティアを訪ねてきたのは、令嬢仲間のカトリーヌとエンテア。
アリスティアが記憶を頼りにデザインを起こした簪を作ってもらうため、ある細工職人(漫画では細工工と言っていますが、字面がいまいちなので細工職人で通します)に商談に行っていたエンテアですが、あらゆる条件を出してもことごとく断られてしまうと相談にきました。
その話を聞き、アリスティアは自ら出向くと言い出しました。
するとそこにアレンディスとカルセインが現れ、自分たちも一緒に行くよと言います。
アリスティアは二人の時だとアレンと愛称で呼ぶけど、アレン・・・と言い掛けてディスを付け足しましたね。
ふたりは何しに来たのかしら。
たぶんアリスティアが休日だから遊びに来たんでしょう。
でもふたりで示し合わせて来るとは思えないから、屋敷の前でばったり会ってお互いコイツ何しにきたんだって思ってそう。
人数は多い方がいいだろうし、力になれるかもしれないからと同行を希望します。
飛びかかってこられたら危ないだろ?とカルセインが言うのに対し、猛獣じゃあるまいしそんなことあるわけないと言うアリスティアでしたが・・・
まさに飛びかかって来る勢いで追い出されたみたいです。
追い出されて、なんなのあの人!とみんなで驚いてるコマのアレンディスとカルセインの顔がお気に入り。
アリスティアをリーダーにサークル活動みたいで楽しそう。
アリスティアも友達や仲間が増えたよね。
さてこの細工職人は、のちに伝説的工芸家となるヴェンタス。
物に対するこだわりが強すぎて、依頼人や商人とよく揉めるよう。
お金や地位で動かない人なんですよね。
自分のこだわりでしか物を生み出さない根っからの職人気質のヴェンタスなので、アリスティアの専用ブティックを用意するという提案にバカにするなと狂ったように暴れ始めて、カルセインの全員外に逃げろ!の号令で慌てて飛び出すアリスティアたち。
この辺りの一幕がコメディっぽくて面白い。
これまで美麗な絵ばかりだったのに、いきなりヴェンタスはボサボサボロボロの装いだしおかしな動きするし。
ここからはちびキャラティアちゃんのヴェンタス訪問の日々が始まります。
ちびティアかわいい。
そして六日目。
どんどんみんながおかしくなっていく・・・
エンテアがアリスティアへの物言いにキレると、ヴェンタスも煽られて道具を投げ付けてきてそれを受けたアリスティアの右掌がスパッと切れてしまい血が・・・。
それまで割と冷静だったカルセインとアレンディスもブチ切れ。
カルセインはヴェンタスを首根っこをつかまえ、アレンディスは得意の精神攻撃。
でもアリスティアはそんなことで取り乱したりしないのですよ。
みんなには少し引っ掻いただけだから大丈夫と言い、ヴェンタスには強引過ぎたことを詫び今日のところは帰ることに。
今回はいつもと違うテンションでした。
作者さんはかなり楽しんで描いたんじゃないかな。
でもすごいなーと思うのは、ちびティアの時もデフォルメになりながらちゃんとドレスの特徴を捉えて描かれていること。
とにかくこの漫画は衣装のデザインが細かくて素敵なので、そこも見どころのひとつ。
ヴェンタスを訪問する時のドレスも毎回きちんと描かれていて楽しめます。
アレンディスとカルセインはシンプルですが、アレンディスはおぼっちゃんって感じでカルセインは黒シャツに赤ネクタイが大人びて見えて似合ってました。
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