偽装結婚ものって結構多いんですよね。
その中でも、この偽装結婚のススメは、読みやすいのと絵がキレイなのでお気に入りです。
紗雪の父親と異母弟などイラッとくることもあるけど、それ以外は割とほのぼの〜とした雰囲気がいい。
あとはハイスペックすぎず、身分差とかそういうのでもなく、普通に恋愛してるところとか。
偽装結婚だしすれちがいだしでギクシャクはするけど、泥沼にハマってくこともなく安心して読める。
絵柄もカッコ可愛いので、嫌な展開をしてる漫画を読んだ後とか心が疲れている(主に仕事のストレスだけど)時に読むと和むのでお気に入り。
偽装結婚のススメ第1話あらすじ感想
老舗和菓子店の娘の紗雪は、ある朝父親から見合いの話があることを告げられます。
お嬢様の宿命であるお見合い。
楽な人生を送らせてくれる人だといいなと考えていたら、歩道橋を登り切ったところで男性とぶつかってしまいます。
一瞬見つめ合うふたり。
するとふたりの携帯が落ちていて、片方が振動したことで階段を転げ落ちそうに。
慌てて携帯を拾い上げた紗雪ですが、頬が汚れてしまいその男性が何故か舐めて汚れを落とします。
驚く紗雪に「汚れてたからなんとなく?」という男性。
怒った紗雪は平手打ちをし、慌ててその場を立ち去ります。
その夜、朝言われたお見合いの釣書を見ると、その写真の男性が歩道橋の人「水嶋優介」でした。
彼は大手食品メーカーの御曹司。
これを機に提携をってやつですね。
するとそこに水嶋会長から優介がお見合いを断ってきたという連絡が入ります。
父親に肝心な時に使えないと蔑まれる紗雪。
どうも横暴な父親のもと、紗雪と母親は苦労しているみたい。
その言葉に紗雪は家を飛び出してしまいます。
紗雪の弟真也は愛人との子。
愛人が亡くなったことで引き取られたけど、後継を生んだのは愛人で後継は男である弟。
そんな家庭の中で家の中での立場を守るため努力してきたのに、お見合いを断られたことで父親に言われたことを自分でも感じてしまったんですね。
家を飛び出した紗雪は、朝通った歩道橋へ。
するとそこには優介が立っていて、なぜか紗雪を見ると近づいてきてふいに紗雪を抱きしめるのでした。
しかもその理由が「泣きそうだったから」
朝のことといい、やることが唐突です。
さらに誰かに何かされたのか?困ったことがあったら言ってみろと言う優介。
いや、あなたのせいなんですけどねって感じですよね。
頭に来た紗雪は涙を流し、家に帰りたくないと演技を。
既成事実に持ち込んで結婚に持ち込もうという魂胆です。
紗雪の思惑通り、優介は紗雪を自分のマンションに連れて帰りますが、紗雪に手を出さずベッドに寝かせるだけでした。
そのことになぜかショックを受ける紗雪。
次の朝、リビングに行くと、自分の釣書を見ている優介が唐突に結婚するかと言ってきます。
唖然とする紗雪を連れ、紗雪の家まで行った優介はこのまま話を進めてほしいと紗雪の父親に話すのです。
しかも、あたかもふたりが仲良くなったと見せかけて。
話が終わりかえっていく優介を追いかけ、なぜ結婚する気になったのか聞く紗雪。
もしかして自分のことを好きになってくれたのではと思ったんですね。
しかし、雄介からでた言葉は、これは偽装結婚だから安心しろと言うもの。
優介曰く、紗雪は家を出て新しい居場所が作れる。
自分も周りから結婚を急かされていて、落ち着いて仕事ができるようになるというものでした。
それを聞いた紗雪は、笑顔でその案を受けいれ、心の中で優介を自分に惚れさせ利用してやると誓うのでした。
とりあえず第1話。
ここまでで言えるのは、紗雪の周りにはロクな男がいないということですね。
続きの第2話はこちらこちらから