漫画アプリ「ピッコマ」で連載中の「捨てられた皇妃」68話、あらすじと感想です。
ネタバレありです。
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捨てられた皇妃68話あらすじ感想
皇宮内にある庭園でばったりと会ったアリスティアとルブリス。
以前、モニーク家の領地でアリスティア宛の手紙に書かれていた、かつてルブリスによってアリスティアが苛酷な人生を歩んだこと、ルブリスはずっと気になっていたのでしょう。
でなければ、偶然会った時に、ふと「悪夢は今もまだ見るのか?」などと聞いたりしないですよね。
聞かれたアリスティアは内心パニック。
アリスティアはあのことを父親とアレンディスにしか話してないし、手紙を見られたことに全く気付いてないですから。
お互い微妙な雰囲気になってしまい、ルブリスは今の質問は忘れてくれとその場を濁します。
しかしその次の会話の糸口がなかなか出てこないルブリス。
一方、ここを早く離れなきゃときっかけを探すアリスティア。
そしてふたり同時に、どう切り出せばいいかわからない!と撃沈。
お互いへの態度や感情がかなり変わってきましたね。
親しい間柄のやりとりの時に、よくデフォルメキャラで描かれることが多いのですが、ルブリスとアリスティアが会っている時にデフォルメキャラで描かれるのってほぼ初めてでは?
それだけ緊張はするものの穏やかなやりとりになってきてるし、お互い意識しあっていることもわかります。
アレンディスやカルセインには申し訳ないですが、アリスティアとルブリスのまるで両片思いみたいなぎくしゃくしたやりとりが好きで、ついルブリスを応援したくなってしまいます。
ふたりがそうやって次の会話が切り出せないでいると、侍女がルブリスの抱えているサザンカの花束を今年も殿下のお部屋にお飾りしましょうか?と声を掛けてきました。
その今年もという言葉が気にかかり、サザンカが好きなのか?とルブリスに聞くアリスティア。
自分の母が好きだった花。
そのことも知っていると言われ、アリスティアはルブリスがジェレミアを知っていることを知ります。
逆に、ルブリスはアリスティアは花のことも命日のことも知らないはずなのにはぜ知っているのかと問いかけてきます。
偶然知ってしまったことを告げると、そうかとだけ言いどこか遠くを見つめるようなルブリス。
アリスティアはその横顔を見て、自分の知るルブリスではないように感じます。
ルブリスは過去の何かがきっかけでアリスティアに対し厳しい態度を取るようになったようなのですよね。
そしてそうなる前のことをアリスティアは全て忘れてしまっている。
アリスティアは実は本当のルブリスを忘れている、あるいは知らなかっただけで、今それを少しずつ知り始めているのかも。
そこに初雪が降り始め、ルブリスに促されふたりは庭園内を歩き始めます。
歩いているとアリスティアは庭園があまり手入れされていないことに気づきます。
誰も近寄らないからか、手入れされない何か理由があるのか、それもジェレミアに関わることなのかもしれないですね。
そして一本の大木の前にやってきました。
ルブリスはその木に咲く花の話を始めます。
本当にこんなに穏やかにふたりが会話をするのは初めてではないでしょうか。
アリスティアも花の話をしてくれるルブリスに驚いています。
ルブリスが語る花の幻想に想いを馳せ、その美しさを想像するアリスティアの姿に何かを感じた様子のルブリス。
立ち去る時に、アリスティアは母親によく似ていると言い残していきます。
その言葉が気になり、屋敷のジェレミアの肖像画がある部屋に行こうとしますが鍵がかかって入れません。
誰か知っている人に聞いてみようと考えていると、騎士団の一員のリーグ卿がいたので声を掛けて聞いてみると、リーグ卿はジェレミアに会ったことがあると言う。
そこでリーグ卿に自分が母親に似ているかどうか聞くと、誰に似ていると言われたのかと逆に問われます。
騎士団の人たちもアリスティアが母親のことを何も覚えていないし、教えてもいないということを知っているのですね。
ルブリスに言われたと話すと、リーグ今日は少し困った顔をして衝撃の事実を口にします。
ジェレミアが亡くなった時に看取ったのはルブリスだと。
確かにルブリスの回想で、ジェレミアが瀕死の様子でアリスティアのことをルブリスに頼むシーンがありました。
あれが死ぬ間際のジェレミアだったのでしょう。
看取ったのはルブリスひとりだったのかな。
あの日何があったのか。
もうすぐ明らかになるのでしょうか。
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