漫画アプリ「ピッコマ」で連載中の「捨てられた皇妃」56話、あらすじと感想です。
ネタバレありです。
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捨てられた皇妃56話あらすじ感想
眠りの中でアリスティアはかつての自分の人生を見ていた。
アリスティアがルブリスによって処刑されるまで。
16年間の人生は虚しかった。何のためにあんな日々を過ごしてきたのかと考えていると、今度は9歳からの日々が目の前に広がる。
父が生きていることが嬉しくて泣き縋ったこと。
運命に歯向かうため闘ってきた日々、新しく出会った人たち。
そしてルブリス。
倒れたアリスティアを心底心配してくれる姿。
それはまるで鏡の向こうの世界を覗き見ているような感覚。
そして鏡の向こうのアリスティアが近づいて何かをつぶやいている・・・
そこで目が覚めたアリスティアは、ベッド脇にアレンディスからの読みかけの手紙が置いてあることに気づきます。
ルブリスが置いて行ったものですね。
その手紙にはアレンディスがアリスティアから聞いた話がまとめられていました。
アリスティアはルブリスにすべてを捧げていたこと。
美優の出現で捨てられ、モニーク家も破滅に追いやられたこと。
だけど・・・とアレンディスは続けます。
その時のアリスティアはルブリスとの間に心の隔たりがあり、いつもひとりぼっちだった。
でも今はルブリスはアリスティアのことを気にかけてくれるし、ほかにも多勢の人がいる。
同じ人生を歩まないようにとそれだけに囚われて、現実から目を背けることはしないで欲しいと。
アリスティアなら克服できるからと。
アリスティアはまさに過去に囚われすぎて、未来を描けていなかったんですね。
そのことにやっと気づきます。
夢の中でもう一人のアリスティアが言っていたこと。
それは「今もあの頃と同じなの?」ということ。
その問いにアリスティアは笑顔で「同じじゃない」と答えます。
アレンディスの手紙はアリスティアを理解し、閉じてしまっていたアリスティアの目をしっかり開かせてくれるものでした。
これだけ読むと、アレンディスが誰よりもアリスティアの近くにいて一番アリスティアの心を掴んでいるように感じるのですが、アレンディスはまだ裏があるようなので素直には受け取れませんね。
手紙の内容は本心だろうけど、これも計画の内な感じがするし。
ここのところはまだ何も明らかになっていないので、もやっとしますね。
そしてルブリスはこの手紙をどう受け取ったのでしょう。
今後アリスティアとルブリスの関係もどう変わっていくのか。
アリスティアはかつてのルブリスを恐れていて、それが今のルブリスとも離れたいという気持ちに繋がっているけどルブリスが変わればアリスティアもまた変わるような気がするんですよね。
でもこの先美優の出現もあるだろうし、かつてルブリスに蔑まれ挙句に処刑された記憶は消えないからアリスティアもルブリスもかなり苦しむのではないかと思います。
それはまだまだ先のこと。
すっきりしたアリスティアは、ケイルアンに一緒に首都に帰ろうと伝えます。
逃げるように領地にやってきたけど、やっと運命に囚われているのではなく運命を動かしているんだと強い気持ちになれて戻る決意がついたのですね。
そして首都に戻る日。
アリスティアはカルセインに話がしたくて探します。
一人で剣の稽古をしているカルセインを見かけたアリスティアですが、カルセインはイラついている様子で・・・。
今までカルセインは脇キャラのような存在だったけど、次はカルセインのターンになりそう?
・・・・・
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